ごあいさつ

東日本復興支援 第8回日本褥瘡学会関東甲信越地方会学術集会開催にあたって

佐武先生

 第8回日本褥瘡学会関東甲信越地方会学術集会を来たる2011年6月3日(金)~4日(土)にわたり、横浜市にて開催させていただきます。大変光栄に存じ、また身の引き締まる思いで、地方会世話人の皆さまならびに関東甲信越地方会会員の皆さまに厚くお礼申し上げます。

 褥瘡医療に対する社会的ニーズの高まりに伴い、日本褥瘡学会は急速な成長を示しており、関東甲信越地方会の会員数も1300名を超えるところまでになっております。しかしながら近年、関東甲信越地方会学術集会は教育セミナー後の半日のみで開催されており、褥瘡に対する新旧の様々なテーマを十分に検討することが、時間的に難しくなってきています。そこで今回の第8回日本褥瘡学会関東甲信越地方会学術集会では、会期を2日間に延長して開催します。

 本学術集会のメインテーマは「褥瘡治療における在宅と医療機関の連携」としました。褥瘡の予防と治療のためには、多職種によるチーム医療の取り組み、在宅、施設、医療機関などの相互の地域連携を図ることが大切で、今一度、地方会にとって普遍的かつ重要なこのテーマを討論したいと考えます。また本会では褥瘡の予防、見方、治療、栄養、体圧分散、ポジショニング、リハビリ、機器、用具、医療体制、環境整備、調査研究などの従来のテーマに加えて、関連領域として「アンチエイジング(抗加齢医療)」、「リンパ浮腫の診断・治療・ケア」、「糖尿病性足病変」などにも視点を広げ、統合的に褥瘡の理解を深めることを目指したいと考えます。

 今回は3会場を使用して、特別講演1題、教育講演5題、復興支援プログラムI・II・IIIはじめ、シンポジウム1題、プレコングレスセミナー1題、モーニングセミナー1題、ランチョンセミナー3題を予定しております。特別講演は東京大学大学院の真田弘美先生に、「最先端褥瘡対策 -2011」のテーマでご講演いただきます。また一般演題はおかげさまで50を超える演題をいただきました。

 本学術集会では、協賛業者のご協力により「体圧分散・ポジショニング」、「フットケア・ネイルケア」、「創傷被覆材の選択」、「局所陰圧閉鎖療法」、「アンチエイジング」の5つのハンズオンセミナーを企画しました。明日からの診療、ケアに直ぐにでも役立つ内容となっていますので、是非ご参加ください。また「ロボットにより変わる私たちの未来」として、展示会場にてロボットを実際に体験いただけるようになっております。

 新しい広がりを実感していただくとともに、有意義な学術集会とするために開催に向けて努力いたします。会員の皆さまのご協力に心から感謝申し上げるとともに、本学術集会の開催にあたり、ご助言、ご指導をいただきました多くの先生方、協賛業者の方々にお礼を申し上げます。

 日本褥瘡学会関東甲信越地方会の一層の発展に繋がり、延いては褥瘡の予防と治療を通して患者さんのQOL向上に貢献することを、本学術集会の目的としたいと思います。

 6月3日~4日、会員の皆さまと横浜でお会いできることを心より願っております。

東日本復興支援 第8回日本褥瘡学会関東甲信越地方会学術集会
会長 佐武利彦
(横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科・再建外科)

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